ニュース 運輸 作成日:2012年1月9日_記事番号:T00034753
台北駅で進められている、供用開始以来約20年で最大規模の改修工事が今年末までに完了し、新しい姿が披露される見通しだ。1989年に建てられた現在の台北駅は、その後拡張や増設が繰り返され、利用者にとって「迷宮」と不評を買っていたが、こうした状況が改善される見込みだ。8日付聯合報が報じた。
台湾鉄路(台鉄)によると、台北駅設置当初は、台湾全土で現在ほど重要な交通ターミナル駅になるとは予想していなかったため、建築構造や軌道配置の変更ができない設計になっているという。また当初は身体障がい者に対する配慮もなかった。このため台鉄では「服を着たまま、服を変える」と評される難しい工事を採用して、改善を進めることを決めた。
これまでは1階にトイレがなく、エレベーターの場所も分かりにくかったことから、障がい者は非常な困難を強いられていたが、改修後は、1階に車椅子専用を含む8カ所のトイレが増設される。
また先ごろ、1階中央ロビーの切符売り場が西側に移設された際、それまで設置されていたベンチも浮浪者対策として撤去されたことが利用者の不評を買ったため、台鉄は簡易ベンチを設置した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722