ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年1月9日_記事番号:T00034764
自動車用発光ダイオード(LED)メーカーの朋程科技(アクトロン・テクノロジー)は、東日本大震災をきっかけに、日系自動車メーカーからの受注先をトヨタから日産にも広げている。謝台寧副董事長は8日、春節(旧正月)前の忘年会で「3年以内に(ライバルの)日立を打ち負かし、自動車用LED市場で天下を取りたい」と語った。9日付工商時報が伝えた。
日産からの受注は現在も続いており、新型車種にも採用されていることから、謝副董事長は「臨時軍が正規軍になった」と現状を表現した。アクトロンの昨年11月の連結売上高は過去最高の2億6,700万台湾元(約6億8,000万円)で、12月分はまだ発表されていないが、昨年通年では前年比18~19%の伸びが予想されている。このため、証券業界は1株当たり利益が過去4年で最高の6元以上になるのではないかとみている。
アクトロンの自動車用LEDは、耐熱性や防電磁性などに優れており、過去に業界首位だったボッシュのシェアは、既にアクトロンの半分にまで低下している。また同社は震災をきっかけに、これまで日立が集中して受注してきた日系メーカーの市場にも食い込み始めた。
謝副董事長は「日系の車種は新製品に対する認証が厳しく時間がかかるため、当初は5年を見込んでいたが、品質に高い評価を得て導入が早まった」と説明した。
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