ニュース 電子 作成日:2012年1月10日_記事番号:T00034800
2012年に入り、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手は、今年通年の初歩的な設備投資計画を明らかにした。日月光半導体(ASE)と矽品精密工業(SPIL)は昨年比でほぼ横ばいとし、力成科技(パワーテック・テクノロジー)と京元電子(KYEC)は景気後退を受けて前年比で削減とする方針だ。一方で南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)は昨年を上回る投資を行う構えだ。10日付電子時報が報じた。
同紙によると、ASEは現時点で今年の設備投資について、昨年の7億5,000万米ドルと同水準とする意向とされるほか、SPILは林文伯董事長が先ごろ、「12年の設備投資は110億台湾元(約280億円)前後」と昨年の115億元より小幅に抑える考えを示している。
一方、チップモスは昨年(7,700万米ドル)から10%増となる8,500万米ドルを投じる計画だ。内訳は、液晶ドライバIC関連に40%、バンピング設備に30%、残りの30%を銅ワイヤボンディング設備、ウエハーレベルパッケージング設備などに振り向ける予定だ。
なお市場調査会社、ガートナーは、今年通年の世界半導体業界の設備投資について、前年比19.5%のマイナス成長となる517億米ドルと予測している。
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