ニュース 政治 作成日:2012年1月11日_記事番号:T00034808
総統選挙の投票が週末に迫る中、李登輝元総統は10日、直筆による新聞広告を7紙に掲載し、民進党の蔡英文候補に対する支持を呼び掛けた。11日付自由時報が伝えた。
李元総統による支持広告。選挙を間近に控え、社会的有力者が新聞に支持候補への投票を呼びかける広告を相次いで掲載している(11日=YSN)
李元総統は「台湾に一つの機会を」と題した広告で、「民主政治では、指導者の功績が悪ければ、政権の座を下りなければならない」と馬英九政権を批判し、「無能や欺瞞(ぎまん)は投票によって変えるしかない」と述べ、蔡候補による政権交代実現を訴えた。
李元総統はさらに、「中国は国民党の選挙情勢が厳しいことに乗じて、一つの中国を認める『92共識(1992年の共通認識)』の受け入れを(台湾)政府に迫っている。これは『文攻』(宣伝による攻撃)であり、台湾企業が中国で事業展開しているという弱みを利用し、中国に従順な政党を支持することを公言するように求めるものだ。これは台湾の民主の危機だ」などと訴えた。
李元総統の側近によると、李元総統は健康状態が十分でないため、選挙集会などには姿を見せず、広告という形で支持表明を行ったという。
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