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可塑剤騒動一段落、中国が禁輸措置解除


ニュース 食品 作成日:2012年1月11日_記事番号:T00034813

可塑剤騒動一段落、中国が禁輸措置解除

 台湾で有害な可塑剤を加えた乳化剤を使用した食品が流通した問題で、経済部国際貿易局は10日、中国が一連の可塑剤騒動に関係したメーカーの食品の輸入禁止措置を9日付で解除したと発表した。これにより、昨年来の可塑剤騒動は一応の区切りを迎えた。11日付工商時報が伝えた。

輸入禁止措置が解除されるのは、昨年8月1日以降に生産された食品。

 行政院衛生署は昨年6月、可塑剤騒動を受け、▽スポーツドリンク▽茶飲料▽果汁飲料▽ジャム、ゼリー、ペースト類▽カプセル・粉状食品──に対する管理を強化し、輸出には民間の試験機関による検査報告の添付を一時義務付けた。

 中国側はこれまで、台湾の行政院衛生署が発表したブラックリストに基づき、問題メーカーの製品を輸入禁止としていた。対象メーカーは検査報告を添付しても、対中輸出が認められなかった。

 検査報告の添付義務は、台湾側は昨年8月、中国側は昨年10月に解除したが、ブラックリスト登載企業の製品への中国への輸入は認められないままだった。シンガポールとマレーシアは依然として禁輸措置を取っている。