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TSMCの11年連結売上高、過去最高の4270億元【表】


ニュース 電子 作成日:2012年1月11日_記事番号:T00034828

TSMCの11年連結売上高、過去最高の4270億元【表】

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が10日発表した2011年連結売上高は前年比1.8%増の4,270億8,100万台湾元(約1兆1,000億円)で、過去最高を更新した。ただ、外資系アナリストは、世界経済の低迷や下半期に顧客の在庫調整で稼働率が低下したことなどから、純利益は前年比で約15%減少したとみている。11日付工商時報が報じた。

 一方、同時に発表した12月連結売上高は前月比12.9%減の312億4,200万元で、過去22カ月で最低となった。一部顧客向け出荷が10〜11月に前倒しされたこと、欧米顧客の需要がクリスマス前に減少したことなどが原因とみられる。第4四半期の連結売上高は前期比1.7%減の1,047億1,200万元で、同社の当初予測の範囲内だった。

 今年の業績見通しについて証券会社は、半導体市場の在庫が既に安全水準を下回っており、28ナノメートル製造プロセス製品の生産ラインはフル稼働、40ナノプロセス製品の緊急受注も増えていると指摘。第1四半期売上高は前期比5%以下の減少にとどまり、第2四半期以降は8インチ工場などの稼働率も回復、通年では張忠謀董事長が昨年12月に示した予測通り、前年比7%成長が見込めるとした。