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女子留学生殺害事件、過熱取材に批判相次ぐ


ニュース 社会 作成日:2012年1月12日_記事番号:T00034837

女子留学生殺害事件、過熱取材に批判相次ぐ

 台湾人女子留学生2人が殺害され、容疑者が任意同行中に自殺した事件で、報道競争が過熱し、遺族に対する行き過ぎた取材が行われたことが問題視されている。国家通訊伝播委員会(NCC)は11日、「業界の自主ガイドラインを守るべきだ」と苦言を呈した。12日付聯合報が伝えた。

 

張容疑者の両親は日本に向かう道中もメディアに取り囲まれた(中央社)

 

 NCCの陳正倉報道官は「視聴者からNCCに抗議が相次いでいる」とした上で、NCCとしても何らかの規定を設けることを視野に入れていることを明らかにした。

 今回の事件では、自殺を図った張志揚容疑者の父親が指名手配前からメディアの執拗(しつよう)な取材攻勢に遭ったほか、被害者遺族に取材記者が容赦なくカメラとマイクを向ける姿が目立った。中には関係者の詳細な住所を報じるメディアもあった。

 NCC関係者は「テレビ各局とも自主規制しているというが、市民の期待とは程遠い。市民感情に配慮してもらいたい」と指摘した。