ニュース 電子 作成日:2012年1月12日_記事番号:T00034858
正確な景気予測に定評がある、半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は11日、半導体業界の景気見通しについて第1四半期が谷底だと断言した。今年は昨年と比べてそれほど悪くなく、半導体市場は成長が続くとの見方を示した上で、封止・検査業界の景気は2~3月に反発すると述べた。12日付工商時報が伝えた。
林董事長は、今年は欧米の需要が徐々に増えてくるとみられるほか、中国の需要も全体としては増加を維持しており、今年の経済環境は決して悪くないと語った。
同業大手では日月光半導体製造(ASE)が中国で生産能力の増強、力成科技(パワーテック・テクノロジー)が同業中堅を買収するなどIDM(垂直統合型の大手半導体メーカー)からの受注を争う動きが活発だ。しかし林董事長は、世界的なIDMの数は限定されているほか、生産委託をするのはローエンド製品ばかりだとして、追随しない考えを示した。
IDMからの受注がSPILの売上高に占める割合は約10%。林董事長はミドル~ハイエンドの封止・検査を中心とする考えで、今後の成長は引き続きIC設計企業からの受注に負う面が大きいと話した。
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