ニュース 政治 作成日:2012年1月13日_記事番号:T00034865
台湾の政党政治が国民党と民進党の二大政党に集約される中、かつて李登輝元総統を支持する勢力が「台湾優先」を掲げ、2001年に結党した本土派政党、台湾団結聯盟(台聯)は10年後の今、存亡の危機に立っている。
必死の訴えをする黄主席。少数者の声を圧殺してしまう選挙制度の弊害は大きい(12日=中央社)
台聯は08年の立法委員選挙で、比例代表での政党得票率が3.5%で、立法院での議席を失った。今回の立法委員選でも比例代表での得票率が議席配分に必要な5%を下回った場合、台聯の存続に赤信号がともる。
13日付自由時報によると、台聯の黄昆輝主席は12日台南市で記者会見し、「今回の選挙は台聯にとって最後の戦いだ。政党得票率が5%を下回れば、台聯は歴史上の存在となってしまう。急進的な(中台)統一へのブレーキが消えることを意味する」と述べ、「1世帯で1票を投じ、台聯を救ってもらいたい」と訴えた。
しかし、精神的指導者である李元総統が新聞広告で総統選では民進党の蔡英文候補を支持するように呼び掛けたことから、かつて台聯を支持していた層も民進党支持に回る可能性があり、台聯の生き残りをかけた選挙戦は非常に厳しい展開となっている。
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