ニュース 運輸 作成日:2012年1月13日_記事番号:T00034871
中華航空(チャイナエアライン)は、2011年の客運業務売上高が過去最高を記録したにもかかわらず、今年の春節ボーナス(年終奨金)定額支給額が2万5,000台湾元(約6万4,000円)にとどまったことに対し、「経営陣の失敗を下層社員に押し付けている」と従業員の間で不満が高まっている。さらに一部従業員は、総統選に向けた現職・馬英九候補の支援集会に同社労働組合が動員をかけていたことを明らかにし「会社の上層部は『苦しいときをともに乗り切る』と言いながら、従業員を政治の道具にしているだけだ」と批判した。13日付自由時報が報じた。
これに対し中華航空は、昨年の業績について、旅客業務売上高は808億元だったが、貨物業務売上高が103億7,000万元減となり、赤字となったと説明した。さらに春節ボーナスは2万5,000元に加え、業績に応じて2万5,000〜4万5,000元の上乗せがあるほか、さらに1カ月分を支給しており、業績が最も悪い従業員でも年間14カ月分の給与を受け取っていると強調した。
一方、馬候補支援集会への動員について同社労組の李昭平理事長は、「確かに組合員に通知を行ったが、支持を強要するものではない」と弁明した。
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