ナイキのスポーツシューズなどを受託生産する製靴大手、豊泰企業が12日発表した2011年の売上高は前年比14.25％増の140億5,100万台湾元（約360億円）、生産量は同16.7％増の6,977万足、販売量は同13.1％増の6,864万足だった。ただ、昨年１～11月の累計純利益は12億3,800万元で前年同期比17.12％減となった。主因は原料価格の高騰とみられる。13日付経済日報が報じた。
同社昨年12月の売上高は前月比2.1％増、前年同月比5.05％減の11億3,500万元、生産量は前月比1.1％減、前年同月比４％増の625万足、販売数は前月比4.7％増、前年同月比4.2％増の628万足だった。
また、海外の新生産ラインが相次いで量産に入った上、ロンドン五輪が近づいていることから、昨年第４四半期の生産量は前期比3.6％増、前年同期比9.2％増の1,833万足、販売数は前期比３％増、前年同期比9.4％増の1,769万足と、いずれも市場予測を上回った。
同社は昨年、コンバースシリーズがインド工場で量産に入り、出荷量が約100万足に達した。2013年末までにさらに９本の生産ラインを増設し、月産能力を５万足拡大する計画だ。
