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台プラ、4千億元の投資計画続行【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2012年1月13日_記事番号:T00034879

台プラ、4千億元の投資計画続行【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の李志村董事長はこのほど、台プラグループが計画する、▽中国・浙江省寧波市の石化プラント▽福建省ステンレス工場▽台塑米国工場▽ベトナム製鉄所──への計4,032億台湾元(約1兆円)に上る投資計画を引き続き推進すると強調した。13日付工商時報が報じた。

 台塑米国工場については、年産80万トンのエチレンプラント、同55万トンのプロピレンプラント、天然ガス分離工場の拡充に15億米ドルの投資を計画している。天然ガス分離工場は2013年、エチレン、プロピレンプラントは15年の稼働予定だ。

 また福建ステンレス工場は、13年の稼働予定で、初期年産能力72万トン、年間600億~700億元の売上高を見込んでいる。

 今年の石化業界の見通しについて李董事長は、世界で新たに増えるエチレン生産能力は250万トンで、これに対し需要は340万トン増えるとし、安定した需給バランスを保つとの見方を示した。一方で政府に対し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の関税引き下げに注意を払い、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)アーリーハーベスト対象拡大を通じて台湾の競争力向上を図るよう提言した。