ニュース 電子 作成日:2012年1月13日_記事番号:T00034884
鴻海精密工業による米国特許取得件数が昨年は1,514件で世界9位となり、会社設立以来で最多だったことが分かった。台湾企業で10位圏内に入ったのは同社だけだった。同社は特許戦略を強化する一方、ブラジルなど新興市場の開拓に努め、今年は単独売上高3兆台湾元(約7兆7,000億円)の大台を目指す。13日付経済日報が伝えた。
特許データベースのIFIクレームズ・パテント・サービシズによると、トップ3はIBM(6,180件)、サムスン電子(4,894件)、キヤノン(2,821件)だった。鴻海の主要顧客のアップルは39位にとどまった。鴻海は台湾企業で特許申請件数が8年連続首位となっている。
証券業界関係者は「鴻海の特許戦略は、受託加工業者からの脱却を象徴しており、今後アップルやソニーなど大手メーカーからの受注に役立ち、粗利益率の向上にもつながる」と指摘した。
鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は「研究開発と特許の戦略を量から質へとシフトし、来年にはナノテク、バイテク分野にも参入していく」と述べている。
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