ニュース 政治 作成日:2012年1月15日_記事番号:T00034889
龍潭園区(桃園県)の用地取得土地売買をめぐる収賄事件などで有罪判決を受けた陳水扁前総統の長男、陳致中氏は今回の立法委員選挙に高雄市第9選挙区(前鎮区、小港区)から無所属で立候補していたが、得票4万8,941票で国民党所属の林国正氏(7万600票)に敗れた。同選挙区はもともと泛緑(汎民進党陣営)が強い地盤で、これまで民進党の郭玟成氏(5万9,258票)が4期連続で選出されていたが、今回、陳致中氏が出馬することで泛緑支持者が分裂し、林氏が漁夫の利を得て当選した形だ。15日付蘋果日報などが報じた。
落選した陳致中氏(右1)と妻の黄睿靚氏(左1)は選挙対策本部の前で目に涙を浮かべながら2度頭を下げ、支持者に感謝の意を示した(14日=中央社)
「自身が当選することは泛緑の勝利でもある」と「ダブルウイン」を目指して出馬した陳致中氏だったが、国民党候補当選という最悪の結果に、「わたし個人の努力が足りなかった」と認めた上で「国民党の政治迫害を受ければ、誰もが同じ決断をする。台湾人として、一人の息子として他に選択肢はなかった」と語った。
一方、5選を阻まれた郭氏は、「国民党に負けたのではない。陳水扁一家に負けた」と漏らし、今後いかなる選挙にも立候補しないと事実上の引退を表明した。
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