ニュース 政治 作成日:2012年1月15日_記事番号:T00034891
総統選挙の第3の候補、親民党主席の宋楚瑜氏は有力2候補の一騎打ちの構図に埋没し、得票わずか36万9,588票票(得票率2.77%)で惨敗した。民進党の強い南部はもとより、宋氏の「弟子」を自認する傅崐萁・花蓮県長のいる花蓮県でも得票率3.76%、台湾省長時代の拠点の南投県でも3%と振るわなかった。
宋氏は馬氏の再選に対し、おめでとうの「お」の字も言わなかった(14日=中央社)
宋氏が敗戦が明らかな上で出馬したのは、立法委員選挙で親民党候補の3人以上当選させ、立法院で法案の提出権などを得ることにあった。昨年、親民党が立法院で「発言権」を得られるよう、本来は友党である国民党に比例代表の議席を譲るよう要求したが、受け入れなかったため立候補を決めたという。
結果的に宋氏自身の得票は伸びなかったが、親民党は宋氏の得票の2倍の約72万票を得て立法院で待望の3議席を確保。宋氏の捨て身の戦略は党を救う結果となった。また、支持基盤の重なる馬英九氏の足を引っ張って落選させる事態も起きなかった。
開票後の記者会見で宋氏は、親民党主席にとどまる考えを示した。今後は立法院を足場に再び台湾政界での存在感を高めたい考えだ。
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