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台湾パネルメーカー、Q1は出荷減=ゴールドマン予測【表】


ニュース 電子 作成日:2012年1月16日_記事番号:T00034912

台湾パネルメーカー、Q1は出荷減=ゴールドマン予測【表】

 米投資銀行ゴールドマン・サックスは、液晶パネル業界の第1四半期の基礎的条件(ファンダメンタルズ)について悲観的な見通しを示し、台湾メーカーの友達光電(AUO)、奇美電子(チーメイ・イノルックス)による出荷量は減少すると予測した。16日付自由時報が伝えた。

 ゴールドマン・サックスは、米国のクリスマス休暇でテレビの販売台数が伸びたものの、AUOと奇美電の設備稼働率に大きな変化はなく、AUOで75~80%、奇美電で70~75%となっているとした上で、短期的に液晶パネル業界の生産能力が減少しなければ、価格は上向かないと分析した。

 メーカー各社は、発光ダイオード(LED)バックライトを採用した低価格テレビ、新サイズの液晶パネルなどで需要を喚起しているが、欧米の需要は改善していない。また、中国のテレビ出荷台数の伸びが鈍ってきたことも、中国市場への依存度が高い台湾メーカーには懸念材料となっている。

 ゴールドマン・サックスは、奇美電は中国の顧客に新製品の39インチ液晶パネルを売り込んでいるが、販売は伸び悩んでいると指摘した。