ニュース 政治 作成日:2012年1月17日_記事番号:T00034936
総統選で落選した蔡英文氏が2月末で民進党主席を辞任することが決まり、後任の人選をめぐって世代交代論が巻き起こっている。
17日付中国時報によると、蔡主席の後任には当初、蘇貞昌元主席(64)の返り咲きが有力視されたが、党内で同世代に属する謝長廷元主席(65)は16日、世代交代を訴え、蘇元主席に後進に道を譲るよう迫った。
蘇元主席は、謝長廷氏、呂秀蓮氏、游錫堃氏と並び、元老格の「四大天王」に数えられるが、2010年の台北市長選で惨敗したいことで影響力を失いつつある。
謝元主席の側近は「謝元主席には総統選に立候補する意思はもはやなく、無我の境地で民進党の将来を見ている。誰かの妨害をしようというのではなく、台湾の今後の政局は若手が引き継ぐのが趨勢だ」と指摘した。
民進党の後任の主席ポストをめぐっては、春節(旧正月)後に候補者の出馬意向表明が見込まれる。
現時点で蘇元主席が最有力の人選であることに変わりはないが、党内の世代交代論は根強く、仮に蘇元主席が返り咲いたとしても、過渡的なものになる可能性が高い。
蘇元主席(左)には、総統候補を経験していないことに未練があるのかもしれない(中央社)
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