ニュース 運輸 作成日:2012年1月18日_記事番号:T00034963
17日午前、桃園県楊梅市の台湾鉄路(台鉄)縦貫線埔心駅近くの踏切で、特急太魯閣(タロコ)278号がダンプカーと衝突した事故により、車両が破損して使用不可能となったことを受けて、あす19日から始まる春節(旧正月)向けダイヤに深刻な影響が出そうだ。台鉄は使用できなくなったタロコ号に替えて自強号を投入する予定だが、本来の時刻表より20分遅れとなり、東部への帰省客など10万人に影響が及ぶ見通しだ。18日付自由時報が報じた。
タロコ号の事故を受け、台北駅では17日、中レキ(桃園県)以南の乗車券が一時販売停止となった(17日=中央社)
このほか、休日のタロコ号運行が今後1年間1便(座席数にして1週間で6,000席)減ることになるという。東部への観光客に人気の列車だけに、ますますチケットの入手が困難となりそうだ。
17日の事故でタロコ号は、踏切で立ち往生していたダンプカーに、時速120キロメートルで激突。先頭車両が完全に破壊されたほか、2両が変形するなどの破損を受けた。
事故原因についてダンプカーの運転手は、「交通違反を犯して進入したのではなく、遮断器が故障していたため」と主張しているが、警察は監視カメラの映像などから安全を無視して進入したと判断し、運転手を逮捕した。
なお事故が起きた区間の運行は、18日午前1時半から復旧した。
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