ニュース 石油・化学 作成日:2012年1月19日_記事番号:T00034993
19日付経済日報が業界筋の話として伝えたところによると、合成ゴム大手、台橡(TSRC)は、昨年12月以降、原料となるブタジエン(BR)の価格が45%も急騰していること、および需要減少を受け、宇部興産との合弁会社、台橡宇部(南通)化学工業(江蘇省南通市)のブタジエンゴムプラント(年産7万2,000トン)で、1月から30%の減産に入った。2月に操業を一時中断することも視野に入れている。
台橡などアジアの合成ゴムメーカーは、ブタジエンの値上がり分を製品価格に転嫁したが、春節(旧正月)前になって、川下からの需要が減少し、減産を余儀なくされた。
業界関係者は「ブタジエンの価格が1トン3,000米ドルを超え、製品価格に転嫁できない場合、川下メーカーは利益が得られない」と指摘し、赤字転落を危惧(きぐ)する声も出始めている。
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