ニュース 機械 作成日:2012年1月19日_記事番号:T00034997
工作機械の業界団体、台湾区機器工業同業公会(TAMI)の王正青総幹事は、昨年の工作機械輸出額が前年比35.1%増加し過去最高の40億3,900万米ドルとなり、生産額は50億米ドルに達したことを明らかにするとともに、今年も輸出額が前年比10~15%増、生産額が同10%増と、ともに過去最高を更新するとの見通しを示した。19日付工商時報が伝えた。
これまで今年の工作機械産業を悲観していた業界関係者からも、電子産業の無給休暇実施が減少し、設備を増強し始めたことから市況は予想よりも良いとの声が出ている。
また、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に基づくアーリーハーベスト(早期の実施・解決項目)の関税引き下げで、今年からCNC工作機械、ボールねじやリニアガイドなど7項目が中国輸出の際にゼロ関税となった。このため上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)、台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)、友嘉実業(フェアフレンド)など工作機械関連メーカーの輸出を促す大きな原動力になるとみられる。
王総幹事は、台湾にとって最大輸出先の中国市場について、世界最大の工作機械市場を擁するが、競争も激しいと指摘。米国、タイ、ドイツ、トルコなどの市場開拓を行い、リスクを分散すべきだと提言した。
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