ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年1月19日_記事番号:T00034999
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は18日、アジア鉄鋼市況が回復したことから、2月の台湾市場向け熱延・冷延製品価格を1トン当たり300~500台湾元(約770〜1,300円)、溶融亜鉛めっきコイルを同400元引き上げると発表した。上げ幅は平均約2%。値上げ後の価格は、▽熱延、1トン当たり約2万1,000元▽冷延、同2万3,500元▽溶融亜鉛めっきコイル、同2万3,000元──。同社は今月、一部特殊製品を値上げしているが、本格的な値上げは初めてとなる。19日付経済日報が報じた。
中鴻鋼鉄はまた、同製品の3月輸出向けも1トン当たり10~20米ドル引き上げるとした。川下メーカーの受注競争力を考慮し、中国の宝鋼集団(バオスチール)、武漢鋼鉄、鞍鋼鋼鉄集団などの値上げに合わせての引き上げとなった。
なお、証券会社は、昨年下半期に国際鉄鋼価格が下落したことから、中鴻鋼鉄の昨年第4四半期売上高は前期比2割以上減少し、10億元以上の損失を計上したと予測。昨年通年でも赤字に落ち込んだとみている。
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