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英業達、Q1〜3成長率マイナスに


ニュース 電子 作成日:2007年11月1日_記事番号:T00003500

英業達、Q1〜3成長率マイナスに

 
 英業達(インベンテック)は今年、受注量の減少を受けノートブック型パソコンOEM(相手先ブランドによる生産)メーカー大手の中で唯一、第1~3四半期利益の年成長率がマイナスとなった。1日工商時報が報じた。

 第1~3四半期売上高は前年同期比1%マイナスの1,620億1,800万台湾元(約5,778億円)。粗利益率は第3四半期に東芝のハイクラス機種の出荷比率が増えたことから、前年同期比0.02ポイント成長し5.11%となったが、純利益は6%マイナスの38億6,400億元となった。

 第3四半期のノートPC出荷台数は約200万台で、第1~3四半期累計は約500万台となった。順調にいけば第4四半期の出荷台数は300万台に回復すると見込んでいたが、主要顧客の東芝は100%日本製のバッテリーを使用しており、しかもその多くを9月末に工場火災が起きた松下電池工業から供給を受けている。松下電池の生産能力は現在も回復しておらず、英業達の第4四半期の業績に大きな悪影響を及ぼすとみられる。

 英業達では、東芝が12月までにこの問題を解決できれば、今期300万台の目標は達成できるとしている。