ニュース 家電 作成日:2012年1月19日_記事番号:T00035001
フィルムなど写真用品大手でデジタルカメラも販売する米イーストマン・コダックの財務状況が悪化し、経営危機に陥っているとの報道が相次ぐ中、同社を主要顧客とするデジカメ受託生産大手、華晶科技(アルテック)にも、売掛金が回収できないという形で影響が及ぶとの見方が出ている。これを受けてアルテックは18日、「某主要顧客(コダック)が破産法適用を申請した場合、回収できなくなる売掛金は最大で6億2,400万台湾元(約16億円)」との試算を発表した。19日付工商時報が報じた。
アルテックの自社決算による昨年の純利益は8億1,600万元だったが、コダック売掛金が回収できなければ1億9,100万元まで縮小することになる。
アルテックは今回、コダックの経営問題で受ける影響についての試算を公開したことについて、市場の観測や同社に対するコダックの支払い4億3,100万元分が既に遅れていることなどを考慮し、いち早く状況を公表することで、投資家が受けるショックを和らげたいと考えたためと説明した。
その上でアルテックは、「手元現金が71億元あり今後に必要な資金は十分」「コダックは既に最大顧客ではない」などと強調し、懸念解消に努めた。
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