ニュース 電子 作成日:2012年1月19日_記事番号:T00035005
市場調査会社のディスプレイサーチはこのほど、液晶パネルの世界的な供給過剰状態は依然解消されておらず、今年上半期中は続くとの見通しを示した。また液晶パネルの価格下落は止まったものの横ばいが続いており、各メーカーは第1四半期の赤字が避けられず、上半期の利益確保も容易ではないと指摘した。19日付蘋果日報が伝えた。
ただ、ディスプレイサーチの謝勤益・大中華区総経理は、第1四半期は非需要期に当たる上、各メーカーも生産量を調整しているため、徐々に需給バランスが取れて来るとみている。第2四半期は季節性需要により出荷量が増える見込みだ。
ディスプレイサーチの調べによると、世界の主要液晶パネルメーカーの現在の稼働率は70%前後だが、第2四半期には80%まで上がる可能性がある。下半期は需要期に入るため85%に上がる見通し。第2四半期以降、製品価格に上昇が見られれば、黒字転換する可能性もありそうだ。
なお液晶パネル市場は当面大幅な成長が難しいため、主要メーカーは生産能力の増強に慎重で、2015年まで新たな投資はないとディスプレイサーチはみている。
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