ニュース 社会 作成日:2012年1月20日_記事番号:T00035014
「お腹一杯ではちきれそう!」というのは、満腹感を満足げに語るときによく使う表現だが、最近、28歳の女性が本当に胃が破裂する寸前まで食べ続けて、台北市の馬偕医院に駆け込んで九死に一生を得るトラブルがあった。
女性は身長1メートル55センチ、体重44キロというややきゃしゃな体格。食べ放題の火鍋店で、友人らと共に1時間半あまり気前よく食べ続けたところ、気分が悪くなって病院へ。腹は妊娠5〜6カ月の妊婦のようになっていた。
人間の胃は、何も入っていない場合は大人の手のひらにのるほどの大きさだ。しかし彼女の胃をレントゲン写真に撮ったところ、肺の下から骨盤の上部ギリギリまで、他の臓器を端に追いやって腹部の空間を埋め尽すまでに膨らんでいた。通常時の5〜6倍に拡大した、ほとんど例を見ない急性胃拡張で、医師らは開いた口がふさがらなかったという。
女性には鼻からチューブを通して胃の中のものを取り除く処置が施された。延々8時間かけて取り出された量は容積にして3リットル。ちなみに普通の人であれば1〜2リットル食べれば、もう何も入らないと思うほどだという。
急性胃拡張は、最悪の場合破裂して死ぬこともあるというから、決して侮ってはならない。この女性は、恐らく非常に強い胃を持っているがゆえに暴走してしまったのではないか。医師はこうした際は胃薬で消化を助けるよう勧めている。
春節(旧正月)を控え、ごちそうを目にする機会も多いシーズンだが、食べ過ぎにはくれぐれもご用心を。
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