ニュース 政治 作成日:2012年1月20日_記事番号:T00035017
陳水扁政権で総統府秘書長を務め、2008年の国民党への政権交代とともに引退した邱義仁氏が最近、2016年の総統選挙について「民進党が党内を大改造した上で国民党が大きな過ちを犯さない限り、勝てる可能性は低い」と悲観的な見方をしていることが分かった。今後の党の対中路線としては「声にしない台湾独立」の立場を取ることを提言するとともに、謝長廷氏や蘇貞昌氏など党主席経験者4人から成る「四天王」は若い世代に活躍の場を譲るべきだとの考えを示した。さらに、陳前総統の「功罪」を明確にする必要があるとの考えも示した。20日付蘋果日報などが伝えた。
また、2大政党の支持基盤が固定しているため、次期総統選挙は仮に蔡英文主席が再び出馬しても「国民党が適当に選んだ候補にさえ勝つのは難しい」との見方を示した。
邱氏によれば、有権者は民進党の対中路線を依然台湾独立と見なしており、疑念を解消するために「声にしない台湾独立」を提言した。その上で「蔡主席の提唱した『台湾共識』は名称は良いが、内容をさらに深めて中台の政治・経済関係の将来の青写真を打ち出す必要がある」と話した。
なお呂秀蓮前副総統は19日、2月末で退任する蔡主席に対し、「敗因をしっかりと検討すべき」と促す発言を行った。
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