ニュース 食品 作成日:2012年1月20日_記事番号:T00035029
財政部が昨年11月から粉ミルクの輸入関税を通常の半分に引き下げる臨時措置を取ったにもかかわらず、小売価格の値下がりにつながっていないことが分かった。20日付蘋果日報が伝えた。
2歳の子どもがいる母親は、粉ミルク1缶で1,000元近いのに、10元しか値下げされないと不満気だ(19日=中央社)
財政部は「乳幼児用粉乳」、「調製粉乳」「その他調整粉乳」の粉ミルク3品目について、今年5月24日までの時限措置として、関税率を半分に引き下げた。乳幼児用粉乳の場合、関税率は通常の5%が2.5%に引き下げられた。
しかし、市中では業者が短期の販促活動で、価格を10〜20台湾元(約26~52円)引き下げただけで、多くの商品は値下げされていない。このため、経済部は昨年12月に2回にわたり、粉ミルク輸入業者や流通業者を集め、値下げを求めた。それでも、値下げに応じたのは一部スーパーだけで、粉ミルク輸入業者は値下げにほとんど応じていない。
中華民国消費者文教基金会(消基会)は「関税が下がっても、粉ミルクが値下がりせず、業者が暴利を得ている」として、政府が強制的に値下げを促すべきだと主張した。
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