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UMC、来年は資本支出を大幅削減


ニュース 電子 作成日:2007年11月1日_記事番号:T00003503

UMC、来年は資本支出を大幅削減

 
 ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)の胡国強董事長は31日開催した法人説明会で、既存の生産能力と技術で来年のニーズに対応できるとし、来年は資本支出を大幅に減らす方針を明らかにした。資本支出の削減は、先日同方針を発表した最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に続くもの。胡董事長は、「今後は利益向上を最大の目標とし、継続的に資本支出を制限していくことが重要な方向となる」と説明した。

 また、先日先端DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)技術の相互授権で合意したエルピーダメモリとの提携について、「当社のシステム・オン・チップ(SoC)の技術向上にプラスで、今後景気が悪化した際の生産ライン稼働率の向上にも役立つ」とした上で、「標準型DRAMの生産に進出する可能性もある」と指摘した。

 同社の第3四半期の売上高は310億2,800万台湾元(約1,010億円)、純利益92億3,300万元で、12インチウエハーの生産能力利用率95%、また90ナノメートル以下の先端製造プロセスの割合は25%に達した。

 同期のウエハー出荷枚数は過去最高の101万7,000枚を記録したが、第4半期は約9%減少する見通し。生産能力利用率も85%に下落し、平均出荷価格も業界の厳しい競争を反映して下落する見通しとだという。1日付工商時報が伝えた。