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アジアPC出荷、11年は11%成長=IDC


ニュース 電子 作成日:2012年1月20日_記事番号:T00035035

アジアPC出荷、11年は11%成長=IDC

 市場調査会社IDCが19日発表した統計によると、2011年のアジア太平洋地域(日本を除く)におけるパソコン出荷台数は、前年比11%増の1億1,900万台だった。一方、世界全体の出荷台数は1.6%増にとどまっており、同地域の突出した成長が目立った。20日付経済日報が報じた。

 昨年のアジア太平洋市場におけるメーカー別シェアは、聯想集団(レノボ)が中国市場で圧倒的優位に立っていることから22.5%で首位となった。2位は宏碁(エイサー)で11.6%。同社は10年に中国の方正科技集団(ファウンダー・テクノロジー・グループ)から「ファウンダー」ブランドの使用権を獲得したことが奏功し、出荷台数成長率で38%の首位だった。

 このほか、インドネシアなどの東南アジア諸国連合(ASEAN)市場開拓に力を入れた華碩電脳(ASUS)が、シェアで一昨年の5.3%から昨年は6.4%に拡大して5位に浮上。出荷台数成長率も34%と2位だった。

 今年のアジア太平洋市場の見通しについてIDCは、上半期はタイ大洪水によるハードディスクドライブ(HDD)供給不足を受けた影響が続くが、下半期は持ち直し、通年の出荷台数は前年比10%成長が見込めるとした。