ニュース 政治 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035043
31日の内閣総辞職を受け、馬英九総統はこのほど、新たな行政院長に陳冲・行政院副院長を昇任させることを決定した。また改造内閣の閣僚も相次いで明らかとなっており、行政院副院長に江宜樺・内政部長、財政部長に劉憶如・行政院経済建設委員会(経建会)主任委員、経建会主任委員に尹啓銘・政務委員(元経済部長)の就任が内定したほか、施顔祥経済部長は留任するもようで、経済財政閣僚にはベテランを登用することで、現在の厳しい経済環境を乗り切りたい考えとみられる。新内閣は2月1日に発足する。30日付蘋果日報などが報じた。
昇任が内定した陳冲・行政院副院長(左)は30日、呉敦義・行政院長(右)に新年のあいさつを行った(30日=中央社)
財政部長の人選には紆余曲折があり、当初は朱敬一政務委員の就任が濃厚とされたが、その強硬な政治姿勢などが呉敦義・行政院長(次期副総統)をはじめとする国民党立法委員から問題視され、経建会主委として安定した舵取りを見せた劉氏に落ち着いたようだ。
なお、劉氏の母親、郭婉容氏もかつて財政部長、経建会主任委員を務めており、母娘2代での就任となる。
ただ、野党・民進党からは、「劉氏、尹氏とも保守的で、マクロ的な思考や創造性にかけている。台湾財政が赤字構造から抜け出す、画期的な政策は生まれない」と批判の声も挙がっている。
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