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李元総統が長栄・HTCを批判、「金もうけしか考えない」


ニュース 政治 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035044

李元総統が長栄・HTCを批判、「金もうけしか考えない」

 李登輝元総統は、春節(旧正月)の元日に当たる23日、黄昆輝・台湾団結聯盟(台聯)主席をはじめとした同党関係者らによる年始のあいさつ訪問を受けた。李元総統はその際、総統選挙で「1992年の共通認識(92共識)」支持を表明した張栄発・長栄集団(エバーグリーン・グループ)総裁、王雪紅・宏達国際電子(HTC)董事長を「金もうけのことしか考えていない。彼らは馬英九総統ではなく、中国共産党を支持していることになる」と名指しで批判した。24日付聯合報が報じた。

 選挙結果について李元総統は、「蔡英文氏(民進党)は頑張ったものの、台湾人はまたも自らの主人になることができなかった。失望している」と話した。

 李元総統は、投票日前日の民進党の選挙集会で「最後のお願い」と蔡氏支持を訴えたことで、李元総統を精神的指導者とする台聯が比例代表で9%を得票、立法院で3議席を獲得したと言われている。そのことに対し林志嘉・台聯秘書長がお礼を述べると、李元総統は「いや、わたしは『台聯』の2文字を言わなかった」と申し訳なさそうに話したという。