ニュース 公益 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035045
行政院環境保護署(環保署)が昨年、台湾全土22県市で上水道363系統を対象にサンプル検査を実施したところ、雲林県の元長第2浄水場で1リットル当たり0.0119ミリグラムのヒ素が検出されていたことが明らかになった。30日付蘋果日報が伝えた。
ヒ素は1950年代の台湾南部で「黒足病」と呼ばれる血管疾患を引き起こしたことで知られる。同浄水場での検出値は環境基準(0.01ミリグラム)を19%上回っていた。環保署は「浄水場に既に改善を求め、追跡重点区域に指定した」と説明しているが、地元住民にはこれまで説明がなく、「何か問題が起きたら誰が責任を取るのか」と不満の声が上がっている。
また、環境基準を超過してはいないが、雲林県の北港第2浄水場でもヒ素が0.0075ミリグラムの濃度で検出された。
このほか、台東県緑島、金門県、連江県(馬祖諸島)では昨年5〜10月に発がん性物質のトリハロメタンが基準値を6〜13%上回る値で検出された。
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