ニュース 石油・化学 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035052
台湾中油(CPC)の第3ナフサ分解プラント(高雄市林園区、年産能力23万トン)が第2四半期末にも閉鎖する見通しだが、代替設備として建設中の新・第3ナフサ(同60万トン)は来年第1四半期に稼動を予定している。また、第2四半期はアジアで多くの石化メーカーがエチレンプラントの保守点検を行う見通しとなっていることから、台湾域内では同期以降、エチレンが30万トンの供給不足に陥り、価格が上昇すると見込まれている。30日付蘋果日報が伝えた。
また中油の主管によると、今年、業界では17基のエチレンプラントが保守点検の実施を予定しており、そのうち半分の実施時期が第2四半期に集中している。同社では、需要期の川下への供給を確保するため、早くからスポット市場でのエチレン調達を進めており、そのうち中国メーカーからの購入も選択肢に含めているという。
こうした状況の中、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、稼働率を現在の80%から85~87%に引き上げ、利益向上を図る考えだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722