ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035054
30日付工商時報によると、裕隆汽車集団が米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)との提携を解消し、GMは台湾市場から撤退するとの観測が出ている。これにより、米自動車大手3社のうち、台湾市場で販売店を維持するのはフォードのみとなる見通しだ。
裕隆汽車はかつて多ブランド戦略を取り、2005年にGMと合弁で「裕隆通用汽車(YULON GM)」を設立し、キャデラック、ビュイック、欧州系のオペルのブランドで乗用車を販売。一部車種は三義工場(苗栗県三義郷)で組み立ても行った。
しかし、GM車の売り上げは伸びず、GMは08年に裕隆通用の持ち株49%を裕隆汽車に1米ドルで譲渡した。裕隆通用は昨年、在庫車両がなくなったことを受け、台湾全土のショールームを閉鎖した。アフターサービスについては継続するとしている。
ただ、GM傘下の「オペル」ブランドについては、破産問題に苦しむスウェーデン系のサーブの自動車代理店、商富が引き継ぐ意向を示している。サーブはかつてGMグループの一員だったことから、オペルとの部品共用がかなりの割合で可能とみられ、商富幹部は「オペルの販売代理権を技術・サービス面ともにスムーズに引き継げる」と説明した。
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