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潤泰全球、全球一動買収で通信業参入


ニュース 電子 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035056

潤泰全球、全球一動買収で通信業参入

 潤泰集団傘下のアパレル販売大手、潤泰全球(RUENTEX)は20日、董事会を開き、WiMAX(ワイマックス)サービス事業者の全球一動(グローバル・モバイル)の増資を引き受け、11億6,000万台湾元(約30億円)を出資することを決議した。潤泰全球は尹衍リョウ董事長(リョウは木へんに梁)が従来保有していた分を含め、全球一動の増資後の株式51.39%を掌握し、通信業への参入を果たす。21日付工商時報が伝えた。

 尹董事長は昨年、中国で展開する量販店、中国大潤発(RTマート)を主要資産として、高鑫零售(サン・アート・リテール・グループ)の香港上場を果たしたほか、潤成投資控股が米保険大手AIGグループから南山人寿保険の株式97.6%を取得するなど、攻撃的な事業多角化を進めていた。

 潤泰全球の孟繁文副総経理は「全球一動の買収は、経営多角化を目指すグループがモバイルインターネット分野に領域を広げようとするものだ」と説明した。

 全球一動の資本金は、増資により現在の15億8,300万元から27億4,000万元に増える。潤泰全球以外の主要株主は、全球一動の何薇玲董事長が保有する投資会社「創一投資」、中華電信、友訊科技(D-Link)、聯華電子(UMC)の宣明智名誉副董事長など。