ニュース 電子 作成日:2012年1月30日_記事番号:T00035061
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)の債務繰り延べ問題で、主債権銀行の台湾銀行は春節(旧正月)連休前に債権団会合を開いた。台湾銀行は席上、▽奇美電に400億台湾元(約1,000億円)の増資を求める▽今年と来年に返済期限を迎える長期債権1,500億元について、元金返済をそれぞれ4年、3年の分割返済とする──との案を提示したが、意見の一致には至らなかった。債権団は近日中に再協議を行う。30日付工商時報が伝えた。
長期債権の分割返済は、今年返済期限を迎える分について、2012~15年までの4年間で15%、30%、35%、20%、来年返済期限を迎える分について、13~15年までの3年間で20%、30%、50%の返済を行うとする内容。また、短期債権については、1年の繰り延べに応じるとするものだ。
一方、債権団会合に出席した奇美電の段行建執行長は、債権団の支持を取り付けるため、▽空席となっている董事長を2月中旬、遅くとも3月末までに選出する▽増資に関しては、大株主から増資引き受け承諾書を受け取る──の2点を確約した。
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