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貸倒引当金1%、外資系銀行に奨励措置


ニュース 金融 作成日:2012年1月31日_記事番号:T00035075

貸倒引当金1%、外資系銀行に奨励措置

 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、2月1日から外資系銀行に対し、地場銀行と同様に貸倒引当金を融資残高の1%まで積み増すことを求める奨励措置を導入する。31日付工商時報が伝えた。

 金管会の統計によれば、昨年10月末現在で、外資系銀行のうち、貸し倒れ引当金が融資残高の1%に達しているのは、シティバンク、ANZ、DBS、BNPパリバなど8行。一方、融資残高が1,000億台湾元(約2,580億円)を超えるみずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行などは引当金の積み増しが必要になる。

 金管会は奨励措置の一環として、外資系銀行の融資上限申請に関する規則を見直す。それによると、外資系銀行の台湾支店がオフショア銀行部門(OBU)による海外台湾企業への融資上限引き上げを申請する場合、法令上の条件を満たしていれば認可はするが、貸倒引当金のカバー率が1%に満たない場合には、1%に達するまで認可を発効させない。