ニュース 金融 作成日:2012年1月31日_記事番号:T00035076
中央銀行が30日発表した昨年12月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比3.51%となり、2009年3月以来の過去34カ月で最低の伸びとなった。31日付蘋果日報が伝えた。
また、M2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率も同5.01%と、10年11月以来の過去14カ月で最低となった。依然としてM1Bの伸び率がM2の伸び率を下回り、下げ相場の指標とされる「デッドクロス」の状態が続いている。
市場では、M1B伸び率が今後も低下を続け、マイナスに転じると懸念されている。これについて中央銀行経済研究処の陳一端副処長は、各機関が今年の台湾の景気見通しについて、第1四半期を谷底に第2四半期から上向くと予想していることを挙げ、M1B伸び率がマイナスになる可能性は高くないと予測した。証券会社は、台湾の政治・経済環境は安定しており、M1B伸び率がマイナスに陥らなければ、台湾の株式市場に大きな衝撃を与えないとみている。
なお昨年通年では、M1B伸び率が前年比7.16%、M2が同5.79%だった。
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