ニュース 医薬 作成日:2012年1月31日_記事番号:T00035077
新薬研究開発(R&D)の基亜生物科技(メディジェン・バイオテクノロジー)は30日、同社の肝がん治療薬「PI−88」が中国国家食品薬品監督管理局(SFDA)から認可を取得し、第3期臨床試験段階に入ったと発表した。早ければ来年半ばに新薬認証が取得でき、台湾メーカーとして初めて中国の新薬市場に進出すると証券会社は予測している。31日付経済日報が報じた。
「PI−88」は肝がんの術後の再発予防に効果を発揮する新薬で、現在世界に類似薬は存在しないため、世界各地で「指標案件」「オーファンドラッグ」に認定され、臨床試験の短縮が認められている。
また昨年、中国の黄潔夫・衛生部副部長が来台した際、新薬の認証に関する中台協力において「PI−88」をモデル薬品の一つとすることに合意したとされ、今後優先的に中国市場での発売が認められる可能性もある。
証券会社は、中国の肝がん患者数は約40万人で、そのうち20〜40%が発売後2年以内に「PI−88」を利用すると試算しており、少なく見積っても年に200億〜300億台湾元(約510億〜770億円)の売上増をメディジェンにもたらすとしている。
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