ニュース 電子 作成日:2012年1月31日_記事番号:T00035090
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、28ナノメートル製造プロセス製品の売上高構成比が、昨年末の量産を開始時の2%から、第1四半期に5%、今年通年では10%に達するとの見通しを示した。同社欧州子会社のマリア・マースド総経理がこのほど明らかにした。31日付経済日報が伝えた。
TSMCの28ナノ製品売上高は昨年21億元だった。証券会社が予想する今年の同社の年間売上高は400億台湾元(約1,000億円)で、これを基に試算すると、28ナノ製品の売上高は今年400億元まで大幅に増加することになる。
TSMCは世界に先駆け28ナノプロセスを導入したものの、良品率向上に苦戦していると伝えられている。同社も昨年第4四半期の業績説明会で、新プロセスの良品率に問題があり、第1四半期の粗利益率が前期の44.7%から42.5%~44.5%まで低下するとしていた。
しかしマースド総経理は、28ナノの良品率向上速度は40ナノ開発時よりも速いと強調。張忠謀・同社董事長も、28ナノ製品の粗利益率は今年第3四半期まで全社平均を下回るが、コスト改善速度は40ナノの時よりかなり良いと語っている。
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