ニュース 石油・化学 作成日:2012年2月1日_記事番号:T00035110
台湾中油(CPC)が、高雄市永安区の液化天然ガス(LNG)タンク3基のメタンガス漏れの疑いから、建設を請け負った三菱重工、清水建設に遅延損害賠償金20億台湾元余りを支払うよう求めた訴訟で台湾高等法院は31日、一審の判決を覆して訴えを却下、中油が2社に保留金を返還するよう命じた。保留金の額は返還遅延利息を含め、三菱重工が4億2,804万元(約11億円)、清水建設が396万元で、利息は2008年7月12日から年利5%。1日付工商時報が報じた。
今回の判決について三菱重工はワイズニュースの取材に対し、「現在係争中に付きコメントは差し控えさせていただきます」と回答した。
中油が91年に三菱重工、清水建設と建設契約を結んだLNGタンク3基は96~97年に相次いで完成したが、メタンガス漏れの疑いで99年7月に行政院労工委員会(労委会)から運転を禁じられた。一審で台北地方法院は08年3月31日、中油は2社に対し保留金など5億4,000万元余り、履行保証金8億8,000万元余りを返還する必要はないとの判決を下していた。
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