台北駅北側の複合商業施設「京站時尚広場（Ｑスクエア）」が2009年末のオープン時に実施した、商品券を買うと高級マンションの居住権（10年間）が当たる抽選イベントの結果が１日に発表され、黄森義董事長自らが当選者の女性（35歳）にお祝いの電話をかけたところ、２年も前の抽選だったことからすっかり忘れており、「詐欺でしょう？」となかなか信じてもらえないという一幕が演じられた。女性は事実だと納得した後、一転「夢みたい！」と喜びの声を上げた。２日付自由時報が報じた。
この女性は２年前に京站の商品券５万台湾元（約13万円）分を購入し、抽選券50枚を手に入れた。しかし、その後そのことを忘れ、突然の当選の連絡に何度も「本当に詐欺グループじゃないの？」と確認したという。
京站によると、当選したマンションの１室は20坪の小型高級住宅で、10年間の賃料は少なく見積もっても200万元に上る。自分で住んでもよいし、他人に貸すことも可能だ。
この女性は４月末までに税金20万元を納めれば契約手続きが完了し、晴れてこの部屋の居住権を手に入れることができる。
