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銀行13行、SIV投資で損失40億元


ニュース 金融 作成日:2007年11月2日_記事番号:T00003513

銀行13行、SIV投資で損失40億元

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は1日、ストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)と呼ばれる投資手法について実態を調査したところ、台湾の銀行13行が218億台湾元(約771億円)を投資し、合計で40億元の損失が出ているとみられることが分かったと発表した。2日付経済日報が伝えた。
 
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 SIVとは、特別目的会社が銀行やファンドから出資を募り、さらにコマーシャルペーパー(CP)で負債を調達して、債務担保証券(CDO)などに投資するプログラムを指し、サブプライムローン問題をきっかけとする金融不安で多額の損失を出しているとされる。台湾では特に永豊銀行が113億元を投資し、23億元の損失準備金を計上している。

 一方、台湾の金融機関によるサブプライムローン関連投資額は、前回統計の404億元を上回る563億元に達していることが分かった。