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Q4台湾プロジェクター出荷、前年比11.4%減 【図】


ニュース 家電 作成日:2012年2月2日_記事番号:T00035137

Q4台湾プロジェクター出荷、前年比11.4%減 【図】

 市場調査機関IDCの台湾プロジェクター市場に対する最新調査によると、2011年第4四半期の出荷台数は2万6,900台で前期比3%の小幅増となったものの、前年同期比では11.4%減と予想を上回る大幅なマイナスとなった。IDCの高振偉アナリストは、政府調達の競争入札時期が予想より遅かったこと、さらに総統選挙前で模様眺めの雰囲気が高まったことが要因と分析した。ただ依然、政府および教育機関による調達が市場全体に占める割合は5割近くに上った。2日付工商時報が報じた。

 価格別では、2万台湾元(約5万2,000円)以下の機種が全体の26%(出荷台数約7,000台)で首位だった。2万~3万元は25%、3万~4万元は21%だった。輝度スペックでは、2,500~3,999ルーメン機種が63%、解像度ではXGA機種が7割前後を占めた。

 メーカー別シェアはエプソンが23.4%で首位。2位以下は▽オプトマ▽NEC▽三洋電機▽明基電通(BenQ)──。上位5社で市場全体の73.6%を占めた。同比率は前期比約2ポイント上昇した。

 今年上半期の見通しについてIDCは、政府調達が始まること、昨年下半期に多くのメーカーが小型の新機種を発売したことなどから第1四半期末から上向くとした。