ニュース 電子 作成日:2012年2月2日_記事番号:T00035147
ルネサスエレクトロニクスが1月31日、大型液晶ディスプレイ用ドライバICからの撤退を表明したことを受け、台湾の同業、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)、瑞鼎科技(レイディウム・セミコンダクター)が恩恵を受けるとの見方が出ている。観測によるとルネサスの大型液晶ドライバICの顧客には、友達光電(AUO)、シャープ、日立が含まれることから、2日付工商時報は、ノバテックはシャープからの新規受注、ハイマックスはAUOのサプライチェーン入りが期待できると指摘した。

ルネサスは大型液晶ドライバIC事業からの撤退について、これまで製造コストの削減や開発の効率化など、業績改善に努めてきたが、テレビ市場の低迷や価格の下落が進んでいることから、採算の確保が困難となっているためと説明。同製品の開発は3月末に停止、出荷も来年3月末までとする。
大型液晶ドライバIC市場ではコスト競争が加熱しており、世界最大手のノバテックの粗利益率は30%以下となっている。
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