ニュース 金融 作成日:2012年2月3日_記事番号:T00035159
行政院金融監督管理委員会(金管会)の2日発表によると、台湾の銀行37行の2011年税引前利益は合計で2,000億台湾元(約5,200億円)に達し、10年(1,832億元)に続き過去最高となった。自己資本利益率(ROE)は前年比0.23ポイント上昇の9.33%、総資産利益率(ROA)は同0.01ポイント上昇の0.59%に達し、04年に次ぎ過去2番目に高かった。3日付工商時報が伝えた。
昨年の税引前利益が最も高かったのは中国信託商業銀行(CTB)で196億元だった。次いで、▽兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)、176億元▽シティバンク(花旗銀行)、169億元▽国泰世華銀行、126億元▽台北富邦銀行、107億元──と続き、上位9行が100億元を超えた。
また延滞債権比率は過去最低の0.43%となった。36行が2%以下だった一方、万泰商業銀行(コスモスバンク)は経営難で賃金未払い状態にまで陥った太子汽車工業の債権がかさんだことで、7.64%まで上昇した。金管会銀行局の張国銘副局長は、太子汽車の債権は現在処理中で、すべて担保があることから、万泰商業銀行の延滞債権比率は今後改善するとしている。
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