ニュース 電子 作成日:2012年2月3日_記事番号:T00035174
テレビ用IC設計大手、晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)の梁公偉董事長は2日、今年をスマートテレビ元年と位置づけ、新規需要が期待されるとして、将来的にテレビ用チップで世界シェア70%を目指すとの考えを明らかにした。3日付工商時報が伝えた。
テレビ用IC市場では、インテル、ブロードコム、泰鼎国際(エイペックス・インターナショナル)が相次いで撤退し、梁董事長によると、Mスターのシェアは既に50%に達している。また、米系メーカーの撤退により、Mスターは中国、韓国に続き、日本市場への浸透率を高めることが可能になっているという。
梁董事長は「さらに成長するのは難しくなっているが、もし2、3社だけが残ることになれば、シェア70%の達成も問題にならない」と述べた。
スマートテレビに関しては、Mスターの主要顧客であるサムスン電子の動きが業界で最も積極的だ。
携帯電話用チップに関しては、第2世代(2G)用チップに加え、3G用チップを今年半ばに投入する。3Gチップではクアルコム、ブロードコム、聯発科技(メディアテック)などに明らかに遅れを取っているが、Mスターは近距離無線通信規格(NFC)の機能で差別化を図り、売り込みを図っていく構えだ。
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