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一風変わった親孝行、84歳父のために「キティ刈り」


ニュース 社会 作成日:2012年2月4日_記事番号:T00035179

一風変わった親孝行、84歳父のために「キティ刈り」

 古今東西、親孝行にはさまざまな逸話が残っているが、一風変わった方法で親を大喜びさせた男性がいる。


父親(左)をすっかりご機嫌にしたキティ刈りは街中でも大人気で、写真を一緒に撮らせてほしいと引っ張りだこだとか(中央社)

新竹市のクレーン作業会社社長、胡漢龑さん(50歳)は、84歳という高齢で体が弱っている父親の胡鵬飛さんが、春節(旧正月)期間中に厳しい冷え込みが続き、気分まで落ち込ませる姿を見て、何とか元気づけたいと思い切った作戦に出た。

 以前インターネット上で髪の毛を使って頭にイラストなどを描く技術が存在していることを知っていた漢龑さんは「これだ」と思い立った。1月28日、家族に黙って理髪店へ行き、2時間をかけて後頭部全体に「ハローキティ」の顔を描いてもらった。

 高齢の父親を喜ばすのになぜキティ?と疑問を持つ人も多いと思うが、実はこの漢龑さん、奥さん4人、子ども14人と同居していることで知られる名物社長。子どもたちに囲まれて暮らしている鵬飛さんにとって、おなじみのキャラターだからだ。

 果たして漢龑さんの作戦は大成功。50歳の息子の後頭部にくっきりと浮かび上がったキティを見た鵬飛さんは、「おまえ何歳だ?こんな髪型にして」と大笑い。その後、鵬飛さんは息子の頭を見るたびに笑いが止まらず、体調もすっかり良くなった。子どもたちにも好評だという。

 このため、漢龑さんはこのヘアスタイルをずっと続けることを決意した。中年男性のヘアスタイルとしては恥ずかしい気もするが、「周りの人がどう思おうと、親が笑ってくれて子どもが喜んでくれることが一番大事さ」とどこ吹く風。今度は「ドラえもん」に挑戦するとノリノリだ。

 ただこのヘアスタイル、5日に一度は刈り直さなければ維持できないところが、悩みの種だとか。