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金門島で口蹄疫、豚530頭を殺処分


ニュース 農林水産 作成日:2012年2月4日_記事番号:T00035183

金門島で口蹄疫、豚530頭を殺処分

 行政院農業委員会(農委会)動植物防疫検疫局は、金門県で飼育されている豚に家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫が発生したとして、3日までに豚530頭を殺処分するとともに、金門島から台湾本島への偶蹄(ぐうてい)類の動物、生鮮肉製品の持ち込みを禁止した。4日付中国時報が伝えた。


豚は殺処分された後、焼却された。感染原因は分かっておらず、対岸の中国大陸から入ってきたとの見方も出ている(3日=中央社)

 同局によると、金門県内の養豚場から1月30日に豚に口蹄疫に特有の水泡の症状が出ているとの通報があり、検査を実施した。その後、周辺の養豚場でも水泡の症状がある豚が見つかった。検査の結果、東南アジアでの流行が多い「O型東南アジア株」と呼ばれる口蹄疫ウイルスが検出された。同局では2カ所の養豚場で飼育されていた豚を全て殺処分した。

 同局は、感染拡大は抑えられていると説明する一方、3日以内に金門島内で飼育されている牛、羊、豚、シカなどの健康状態をチェックすることにしている。金門島で口蹄疫が発生したのは、牛に感染が広がった1999年以来となる。ウイルスは今回とは異なる「O型金門株」だった。