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元「MIT」衣料ブランド、消費者の不満爆発


ニュース 商業・サービス 作成日:2012年2月4日_記事番号:T00035186

元「MIT」衣料ブランド、消費者の不満爆発

 過去に「MIT(メード・イン・タイワン)」を売り物にしてきた米格国際(MEGO)のカジュアルウエアブランド「lativ(ラティブ)」が、生産拠点をベトナム、中国などに移転したところ、消費者の不満が爆発している。4日付自由時報が伝えた。

 MEGOは2007年の設立で、一時は台湾製を前面に掲げ、昨年は40億台湾元(約104億円)を売り上げた。しかし、同社は生産能力の飽和などを理由に、2010年から生産ラインをベトナム、中国などに移転し、それまで台湾製であることを理由に購入していた消費者から苦情が相次ぐようになった。

 同社は製品をインターネットを通じて販売しているが、最近になってサイト上から産地名を削除し、今月2日には「もし台湾製でなければならないというのであれば、注文しないでください」との断り書きを掲載したため、ネットユーザーの怒りをさらにかき立てた。同社は文言を「確認した上で注文してください」と改めたものの、ネット上では不買運動の動きが出るなど、騒動は収まっていない。

 あるネットユーザーは「サイトから産地名を削除しておいて、どうやって(産地を)確認しろというのか」と同社の姿勢を批判した。